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日本甲状腺学会の紹介

理事長挨拶

理事長写真
日本甲状腺学会理事長
山田 正信

  この度、平成29年10月より赤水尚史理事長の後任として、第5代の理事長を拝命いたしました。本学会は順調に発展を続け、会員数が2500名を超える世界最大の甲状腺学会のひとつとなり、大変な重責を感じております。
  甲状腺学会をさらに発展させるため、以下の点に重点を置き、今後2年間は改革を進めていきたいと思います。

1)社会貢献の重視
  甲状腺疾患は約1000万人とも言われています。国民に適切な情報を提供し、患者本位の良質かつ適切な医療が効率的に行われる体制を構築し、国民の甲状腺医療に対する安心、信頼の確保を図ることが最も重要と考えております。特に 3.11の福島第一原子力発電所の事故後の甲状腺疾患への影響については、正確な情報の提供が重要です。さらに甲状腺疾患全般について国民に広く周知するため、ホームページなどをより充実させ、適切かつタイムリーな情報の提供を考えております。

2)国民への専門医や認定施設の情報の提供
  国民が適切な甲状腺医療を受けるため、甲状腺専門医と認定施設の周知を強化し、多くの患者が専門医による診療を受けられるようしたいと考えております。現在専門医機構により新たな専門医制度が開始されようとしていますが、甲状腺学会の認定する甲状腺専門医の重要性は益々高まっていきます。

3)専門医の質を担保する
  これまでも専門医の質を担保するため、甲状腺学会学術集会ごとの専門医セミナーやシンポジウム、バーチャル甲状腺カレッジなどを行ってきました。甲状腺診療は遺伝子診断や新たな治療法など日々進歩を続けています。甲状腺学会員が常に新情報を手に入れられるよう、学会雑誌や学会にて、甲状腺学のUpdateな情報を提供したいと思っております。

4)甲状腺内科、外科、病理、放射線科、臨床検査、基礎研究者そして医師以外の医療従事者の英知を結集して「世界をリードする甲状腺学」を目指す
  最善の甲状腺診療をするには、多種多職種そして基礎研究者の全員の知識と技術を結集しなくてはなりません。そして「国際化」をさらに促進させ、日本から新たな甲状腺学を世界に発信させて行きたいと考えております。また、若手の海外での発表や留学を促進していきたいと思っております。

5)医療安全・医療倫理を推進
  WHOの患者安全カリキュラムでもPatient Safetyがまず上げられています。甲状腺診療の中で共通のインフォームドコンセントや同意書の作成、インシデントやアクシデントを共有することにより、より安全な甲状腺診療ができる体制を作りたいと考えております。

6)新甲状腺学会体制の確立
  上記のような目標を達成するため、学会員数が倍増した今、まず理事数増加させ、診療科ごとに、さらに上記担当の複数の理事をお引き受けいただきました。各理事と担当につきましては、「役員紹介」をご覧ください。そして評議員数も増加させるため、資格条件の緩和を予定しています。この学会が甲状腺に興味のある多くの診療科の先生方の活発な討論の場になることを期待しております。

  国民の皆様、学会員の皆様、甲状腺学会や甲状腺診療についてどうぞ忌憚のないご意見をお寄せください。今後ともご支援ご協力の程お願い申し上げます。

平成29年10月

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